愛すべきもの…
【尾崎豊氏】
何もかもありきたりになってしまう毎日の中で、
やがて今まで思い込んで来た物事の一つ一つの意味を失っていく。
そう、今の君みたいに。
どうでもいい訳じゃない。
風が冷たすぎるし……だけど街路樹の落ち葉が風に舞っている。
君がそれを見ている。
僕は何かを見ている。
君が求めるものが何かを知ろうとしている。
音が聞こえる。
何もかもノイズみたいに聞こえる。
君の思うようにならない街の中で、彼は何をしているだろう。
思い出の歌
【失くした1/2】 尾崎豊さん
安らかな君の愛に
真実はやがて訪れる
信じてごらん 笑顔からすべてが はじまるから
あきらめてしまわないで
真実はやがて訪れる
信じてごらん 笑顔からすべてがはじまるから
尾崎豊さんの歌をほめる人は、
言葉や言い回しがよく出てくるといいいますが、
それらはギターを弾きながら言葉をあてはめていくと、
ああいうフレーズになるのだろうと想像できます。
僕が驚くのは、曲を飛び越えて思想がぶれないこと。
そしてその思想が、十代で身につくような安っぽいものでないこと。
そこがすごいなぁと思うのです。
五十を超えた今聴いてもいい歌詞だなぁと思います。
【二人セゾン】
欅の楽曲でこの歌が一番支持されているらしいが、
どうしても僕には気になる点が一つあります。
“僕”は英語を避けて仏語の“セゾン”を選んだ意味がある歌詞なのに、
不用意に英語のフレーズが紛れ込んでいて、
その点でブレてしまって、残念な楽曲の感じがする。
今の人はそういう違和感まで感じないのかな。
欅でこの一曲を選ぶなら、僕なら「エキセントリック」です。
坂道の最近の楽曲、神曲なんて書かれているから聴いてみたけど、
全部ダサいね。これで本当に売れるのかしら。
発売週一位、翌週圏外は、作品が全く評価されていない証拠。
クリエイターの恥である。
これだけ作風が違うと、みんな気が付いているだろうな。
エンターテイメントは一生捧げる気でして欲しい。
一緒に年取っていくエンターティナーがいて欲しい。
年取ってからも聴ける歌を残してやらなきゃ、
若者が可愛そうだよ。