汚れた世界に背を向けて

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小雪 次候 朔風払風  22,11/27~12/2

きたかぜこのはをはらう

冷たい北風が、木々の葉を払い落とす頃。

朔風の朔は北という意味で、朔風とは木枯らしのことです。

 

木枯らし

霜降から冬至に至るまでに吹く北寄りの風で、

風速八メートル以上と定められている。

三号あたりまでは大抵が一過性の強風であり、

翌日は移動性高気圧に覆われて穏やかに晴れることが多い。

北風、木枯らし、空っ風。

初冬に吹く冷たい風は、木の葉を吹き飛ばしてしまいます。

葉を落とした幹と枝だけの風木立は、いかにも寒そうな冬景色。

 

晩秋

暦の上では冬ですが、冬至の前のこの時期の都会では、

まだ秋の名残が感じられ、晩秋という言葉が当てはまる気がします。

(立冬前の頃を晩秋というのが一般的です)

秋冷の頃になると、山間の里は毎朝のように霧や靄がかかり、

山ひだを舐める雲海にしばしばうっとりさせられます。

そんな思いを抱くのも、都会では今頃なのではないでしょうか。

 

【December】

ラテン名デケンベル・メンシス(第十月)からきているが、

これも年始が早まったため、二月のずれがある。

 

【京都の行事】

下旬から12月上旬の約二週間 小町祭 随心院

小野小町が晩年を過ごしたと伝えられる随心院の秋の恒例行事。

期間中、鮮やかな紅葉が美しい庭がライトアップされる。

 

【季節の漢詩

劉景文に贈る 蘇軾

蓮尽きて 已に雨を擘ぐるの蓋無く

菊残われて 猶お霜に傲るの枝有り

一年の好景 君 須らく記すべし

正に是れ橙黄橘緑の時

 

蓮は枯れはてて、雨をさえぎる傘のような葉はもう見えぬ。

菊もしおれて、残っているのは、霜に耐える強い茎ばかり。

しかし一年で最も美しい風景を心にとめてほしい。

それは橙が黄に、橘が緑に実る今の季節だ。

 

愛すべきものすべてに  22,11,27

【神への祈りは、自分への誓い。】

天にまします我らの父よ、

願わくは御名を崇めさせ給え、御国を来たらし給え。

御心の天に成る如く、地にも成させ給え。

我らの日用の糧を、今日も与え給え。

我らに罪を犯すものを我らが赦す如く、

我らの罪をも赦し給え。

我らを試みに会わせず、悪より救い出し給え。

 

【聖書の言葉】

蛇は女に言った。

「園のどの木からも食べてはいけない、などと神は言われたのか。」

女は蛇に答えた。

「わたしたちはそのの木の果実を食べてもよいのです。

でも、園の中央に生えている木の果実だけは、

食べてはいけない、触れてもいけない、死んではいけないから、

と神様はおっしゃいました。」

 

 

愛すべきものすべてに

(生まれちまったばっかりに、苦しみを背負う人達へ)

人間は造物主が創った傑作である。

だが、誰がそう言うのかー人間である。 (ガヴァルニ)

 

人間だけが、人間は素晴らしいと己惚れている。

他の動物が、人間を素晴らしいなどとは、きっと思っていない。

人間は造物主が創った失敗作である。

そう言うのもまた、人間である。

科学よりも自然を尊重したいものである。

人間を傷つけることを恐れずに…

 

 

悪で楽になるより、善で苦しみたい。

 

人生が上手くいかない人は幸いである。

人間の一番醜い、驕る状態に陥ることがないから。

 

世界を救えるのは、人生を謳歌するものではなく、

躓き、傷つき、泣き叫んでいる人だと思う。

挫折というのは、磨けば光るし、希望の力を持っている。

 

土曜詩歌  22,11,26

土曜詩歌

中原中也先生】

悲しき朝

河瀬の音が山に来る、

春の光は、石のようだ。

筧の水は、物語る

白髪の媼にさえ肖てる。

 

雲母の口にして歌ったよ、

背に倒れ、歌ったよ、

心は涸れて皺枯れて、

巌の上の、綱渡り。

 

知れざる炎、空にゆき!

 

響の雨は、濡れ冠る!

 

…………………

 

われかにかくに手を拍く……

 

 

 

 

【ネタのタネ・三分作詩】

いつも心に絶望を…

希望が人を動かし

絶望が人を止めるというなら

希望ばかりじゃ疲れてしまいます。

 

時には絶望に浸って

自分を休ませて

 

希望と同じ分だけ

いつも心に絶望を…

 

【詩人】

狂気じみた詩人の逸話をよく聴くけど、

いずれにしても、温泉とカピバラに憧れる、

僕のようなのんびりした詩人の話は聞かない。

もしかしたら、詩人じゃないのかも…。

 

 

【白蓮さんの歌】

風吹けば ちるかとおもひ 君こすは 

  別るることを おもふ夕くれ

 

詩は、人間の生命を和らげ、

現実の枯渇を沾すものである。

 

小説家は長距離ランナー。

詩人は短距離ランナー。

だらだら言葉を並べる小説家より、

短い言葉で決められる詩人の方が優れている。

金曜恋歌  22,11,25

【金曜恋歌】

冬河の うへはこほれる 我なれや したにながれて こひわたるらむ

                       (古今和歌集 恋歌)

冬の川の表面だけが凍りつめているのが私であるからであろうか、

その下で水が流れるように心の中で泣かれて、恋つづけるようであるよ。

 

恋する時が過ぎて思うことは、

片思いは素敵だなと。

片思いには夢がある、期待がある、

神様を信じ、いいことしたくなる。

 

両思いは、結構つらい。

恋人の前で、魅力的な男を演じ続けなければならない。

心が休まる余裕もない。

 

櫻散るのが世の常ならば、

秋が終わるのも世のならい。

 

僕は諦めたけど、君は素敵だよ。

僕の才能が開花したのも、君の魅力によるものだろう。

幸せになってくれ。

 

今、僕の心は晴れ渡り、

この清らかな道を、独り行く。

 

 

【今宵のカクテル】

ビトウィーン・ザ・シーツ(B)

バカーディ・ラム 三分の一

コアントロー   三分の一

ブランデー    三分の一

モンジュース  1,2滴

 

以上の材料を軽くシェークし、

カクテルグラスに注ぎます。

 

 

金曜日のハードボイルド

 

I love you 傷だらけの

微笑 風に消えて

いつかまた こぼれた夢を

お前と探そう    (冷たい太陽/Hiroshi Tachi)

          

 

おやすみ、ベイビー…

桃艶の教養  22,11,24

桃の実を見て、猥褻だと感じてしまう大人のあなたに…

「凄いというよりも…すんごいよ。」「ゴクッ」

 

【いろごと辞典から】

うま【馬】

①月経のこと②生理用品

江戸時代の月経帯は、和紙を重ねて局部に当てがい、

その両端につけたこより紐を腹に巻き付けて縛った。

その形状が馬の腹帯に似ていたので「馬」と呼ばれた。

 

食欲旺盛でも恐怖は感じませんが、性欲旺盛だと恐怖を感じます。

性欲は暴力と紙一重だから。

だから性欲には優しさが必要だし、理性で制御できなければいけない。

制御できないくらい性欲旺盛な方は、治療して欲しいですね。男も女も。

 

【艶唄】

物思い 下女おや椀へ 汁を盛り

 

やすらぎは信じあう心から生まれるのだと思います。

パートナーを不安にさせないために、普段の行動から、

うしろめたいことのないようにと、心掛けたいものですね。

 セックスは非常に不衛生な行為です。 

 同時期に複数の人とセックスすることは、

 男性も女性も控えるべきだと思います。

 セックスは信頼できるパートナーとだけ。

 

愛とは欲望を叶えることではありません。

むしろ、欲望を抑えることを愛と呼ぶ。

パートナーを思いやり、他の人の誘いを断ることが愛であり、

セックスすること自体は愛と呼べません。

 

【おいおい老いる、人間だもの…】

人生は長いようで短い。短いようで長い。

いい時もあれば悪い時もある。

いい時に浮かれてしまうのも人間の恥なら、

悪い時に気が沈んでしまうというのも、

日頃の鍛錬が足りないということだろう。

 

たかがサッカーに、されどはない。

くだらないスポーツだと心から思う。

本当にみんな楽しいのか?

無理してんじゃないの?

 

僕は東京オリンピック以降、

アスリートをとても軽蔑している。

 

軍事にしろ、学問にしろ、スポーツにしろ、

人が競い合うことを好む心を、僕は心の底から憎む。

 

僕は昭和の人間だけど、僕の思想が昭和だけのものかと云えばそれは違う。

百年、千年、二千年、もっと前の思想を受け継いでいる。

現代の人みたいに、令和の価値観だけで判断するのは誤りだ。

どんなに進化しても、人間は未来から学ぶことはできない。

過去から学ぶことしかできないのです。

過去から学びもしないで現代を生き、未来に挑むのは無謀。

瞬間的に思いついた令和の価値観など、あてにならない。

真ん中もっこり水曜日  22,11,23

徳の小学校

【孝経の言葉】

そうした徳義が尊重され、そうした事業が手本とされ、

そうした威儀が注目され、そうした動静が法度とされるのである。

こうした態度で、人々に臨むので、民は畏れつつも上を愛するようになり、

模範として倣い従うようになるのである。

だからその徳教はしっかりと成就し、その政令もちゃんと実行されるのだ。

 

八月生まれの猫

太宰治先生の言葉】

もう、小説以外の文章は、なんにも書くまいと覚悟したのだが、

ある夜、まて、と考えた。それじゃあんまり立派すぎる。

みんなと歩調を合わせるためにも、私はわざと踏みはずし、

助平ごころをかき起こしてみせたり、

おかしくもないことに笑い崩れてみせたりしなければいけないのだ。

制約というものがある。苦しいけれども、やはり、

人らしく書きつづけて行くのがほんとうであろうと思った。

 

 

漢詩漢文名言辞典から】

香霧に雲鬟湿い 清輝に玉ひ寒からん

(こうむにうんかんうるおい せいきにぎょくひさむからん)

 かぐわしい夜霧の為、妻の豊かな黒髪はしっとりと濡れ、

 清らかな月の光を浴びて、その玉のように白くつややかな腕は、

 冷たく光っているだろう。 (杜甫)

 

【哲学者の言葉】

知者は次のように自問しなければならない。

第一は、どのような事物がどのように構成されているのか。

次に、どのように我々は事物と関係しているのか。

最後に、どのように我々は事物と関係するべきか。(ピュロン)

 

猫にこんばんは!

耶律楚材の「湛然居士集」が、

中古で1万2千円で出ていたので買いました。

今月はバレエのブルーレイも二本買いましたので、

正直痛いのですが、逃すとなかなか手に入らない本なので、

本当に苦しいのですが、無理して買いました。

安岡正篤先生も、こういう本を読めないなどは、

人間の恥のような気がするとまで書かれていたので、

絶対に読みたい本でしたから仕方のないことです。

 

自分の性格からして、作詞はあわない。

どうしても人間関係が面倒だから。

文学的な作詩なら、独りで出来るので、

その方が性に合っている。

 

人間に許される自由とは、支配されない自由であって、

やりたい放題、好き放題の自由ではない。

 

欲は弱点なり。無欲は力なり。

富は倹約にて、コツコツ溜めるべし。

「積善の家には必ず余慶あり」

この言葉が本当か、試してみるべし。

決して驕ることなかれ。

自分は底辺の人間と自覚するべし。

悪行を懺悔し、心の中にある

「貪り・怒り・愚痴」の三毒を取り除き、

心清らかに、感謝の気持ちを忘れない

 

主役の扱い受けるのは子供のうちだけ。

大人になって、いつまでも主役気分でいてはいけない。

小雪 初候 虹蔵不見  22,11/22~11/26

しょうせつ

寒さが進み、北国や標高の高い所では、

そろそろ雪が降り始める頃。

 

にじかくれてみえず

お日様の力も弱くなり、虹ができにくくなる頃。

 

新嘗祭

十一月二十三日の勤労感謝の日は、

もともと秋の収穫に感謝をささげる新嘗祭でした。

その年に収穫された新米や新酒を、

天地の神様に捧げます。

 

りんご

秋から冬が旬の果物、りんご。(季語としては秋)

「一日一個のりんごで医者いらず」といわれるくらい、栄養たっぷり。

青森にいた頃は「千秋」というリンゴが好きだったのですが、

栽培が難しくて、あまりつくらないと当時から言われていました。

最近はあまり見ませんが、もし見かけましたらお試しください。

ちょっと酸っぱくて、ジューシーで、シャキシャキした歯ごたえです。

 

お歳暮(12月初旬から20日頃迄)

歳暮とは元来、年の暮のことを指しましたが、

普段からお世話になっている方や親戚などへの、

一年のお礼心としての贈り物が、いつ頃から、

「お歳暮」と呼ばれるようになりました。

 

【12月の行事】

1日 歳末助け合い運動(~31日)

4日 人権週間(~10日)

8日 納めの薬師 針供養 こと納め

10日 世界人権デー

12日 漢字の日

13日 正月事始め すす払い

14日 東京高輪泉岳寺義士祭

17日 東京浅草寺羽子板市(~19日)

18日 納めの観音

21日 納めの大師

22日 冬至 柚子湯

24日 納めの地蔵 クリスマスイブ

25日 クリスマス

28日 官庁御用納め

31日 大晦日 男鹿なまはげ

 

 

【京都の行事】

23日 塩竃清祭 十輪寺

紅葉が最も美しい季節を迎えた十輪寺では、

在原業平が塩焼の紫煙で二條后への、

変わらぬ思いを贈ったという故事にちなんだ、

塩竃清祭が行われる。

 

【季節の漢詩

初雪  林羅山

霜に非ず露に非ず 乱れて綿の如し

淡白軽く飛んで 煙を浥さんと欲す

菊後 花無しとは誰か解く道う

玉英先ず発く 小春の天

 

霧ではなく、露でもなく、綿のように乱れ、

淡く白く軽やかに飛んで、あたりの霧を湿らせる。

菊が枯れた後にはもう花は見られぬ、とは誰が言ったのか、

なんと、小春日和の空に初雪が降って、白玉のような花が咲いた。