独りの時は、ほんとの出会い  いつか言葉に撃たれて  桃水ブログ 

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土曜詩歌 3   高杉晋作先生編

春夢醒めて水の如く (しゅんむさめてみずのごとく)

牖前秋已に回る   (ゆうぜん あきすでにかえる)

蕭蕭たる搖落の中  (しょうしょうたる ようらくのなか)

曾て花を促し来る  (かつて はなをうながしきたる)

 

春の日は早や夢のように過去って、

今思えば淡いこと水の様にあっけなかったのに、

窓の前には最早秋が来ている。

今あのしとしとと、もの寂しく降っている秋雨は、

樹々の葉を吹き落とすのであるが、

思えばあの雨が春には花を促して、

開かせた同じ雨であった。

 

刀の上に、桜の花びらが舞い落ちて、

その重みだけで、花びらが真っ二つに切れてしまう。

高杉晋作先生の詩は、そんな鋭い感性を感じてしまいます。