花猫風月詩酒に酔う  浮雲の読書人 桃水ブログ  

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日曜詩歌   21,4,18

小景異情  その2  室生犀星

ふるさとは遠きにありて思ふもの

そして悲しくうたふもの

よしや

うらぶれて異土の乞食(かたゐ)となるとても

帰るところにあるまじや

ひとり都のゆふぐれに

ふるさとおもひ涙ぐむ

そのこころもて

遠きみやこにかへらばや

遠きみやこにかへらばや

 

歌人を訪ねる】

小野小町  生没年不詳

平安時期の女流歌人六歌仙の一人。

仁明・文徳朝で活躍した。

恋愛の歌で知られ、絶世の美女として伝説も多い。

「小町集」は、小町の作に後人が増補を加えたもの。

 花の色は 移りにけりな いたずらに わが身世にふる ながめせしまに

  花の美しさはすっかりあせてしまった。

  むなしくも思いに沈んでこの世を過ごしている間に。

  そして降り続く長雨の間に。