花猫風月詩酒に酔う  浮雲の読書人 桃水ブログ  

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金曜恋歌  21,4,23

【金曜恋歌】

夏なれば やどにふすぶる かやり火の いつまで我が身 したもえをせむ

                          (古今和歌集 恋歌)

 夏であればいつまでも我が家でふすぶっている蚊遣火のように、

 いつまで私自身は、恋の火を人知れず燃え続けさせることであろうか。

 

兄が癌の宣告されてから、僕はずっと嵐の中にいた気がします。

あの娘はいったい何だったのか、やっと振り返ることが出来ました。

最初は容姿はもちろんだが、持っている雰囲気にとても惹かれた。

やがて僕のかけた言葉を、彼女流に処理して、それがとても心地よく、

僕がネタ振りをして、この娘が書く詩を読みたいと思った。

上手くはまれば商売にと考えなくもなかったが、

ビジネスで割り切れるほど、僕の彼女への想いは弱くなかった。

 

少し時間をかけて、熱を冷ました今なら平気かもしれないけど。

もう遅すぎる。全て嵐とともに過去ってしまった。

もう少し、運命が見方をしてくれたなら…

せめて今、手の届く所にいてくれたなら…

 

四年間、いや、それ以上僕は動けなかった。

悪意はなかったと言い切れるが、悪いことをしたと思う。

「かけた情けは水に流せ 受けた恩は石に刻め」

彼女が僕に気をかけてくれていたのなら、この恩は心に刻もう。

情けをかけたつもりはないけど、愛情も情けの一つなら、

水に流すべきということかな。

 

とりあえず、自由になった僕はどちらに進もうか。

サイコロにでも決めてもらうとするか。

 

 【今宵のカクテル】

ダイキリカクテル 3

ホワイトラム  四分の三

砂糖      茶さじ1

モンジュース 四分の一

材料をシェークして、カクテルグラスに注ぎます。

 

サリンジャーの「ライ麦畑で捕まえて」にも、

主人公の好きなカクテルとして登場します。

いかにもアメリカ的なカクテルといえるでしょう。