花猫風月詩酒に酔う  浮雲の読書人 桃水ブログ  

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穀雨 末候 牡丹華  21,5,1

ぼたんはなさく

牡丹の花が咲きだす頃。

牡丹は花の王様と呼ばれています。

 

五月になって思う事

日本人が持つ情緒だとか奥ゆかしい表現においては、

先人達は実に鋭い感性で季節をとらえているなぁと感じます。

雨なら、桜雨から穀雨、緑雨(りょくう)、五月雨へと変わり、

風なら、桜まじ、薫風、緑風、青嵐などとなる。

更に体幹表現としては、花冷え、木芽冷え、若葉寒む、梅雨寒むと続く。

この日本人の豊かな感性は、次世代にも伝えていきたいですね。

 

五月   室生犀星

悲しめるもののために

みどりかがやく

くるしみ生きむとするもののために

ああ みどりは輝く

 

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。

芍薬の如く風情があり、

牡丹の如く華麗、

百合の如く清楚。

女性の最高の美しさを表す言葉。

 

八十八夜

立春から数えて八十八日目の夜。

米という字は、八と十と八を重ねて出来上がることから、

縁起のいい農の吉日とされています。

茶摘みの季節でもあり、八十八夜に積んだ茶葉は、

長寿の薬とも言われたそう。

 

霜なくて曇る八十八夜かな  正岡子規