L'oiseau Bleu

 あらいざらいを捨ててしまって、いちばん大切なものを探しにいく。  空っぽの日常に向けた言葉集。   大人以外の閲覧禁止 個人の見解であり真実と異なる場合もあります。 他言禁止。個人でお楽しみください。

立春 次候 黄鶯睍睆  23,2/9~

こうおうけんかんす

春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせる頃。

 

ホーホケキョでおなじみの鶯ですが、

最近はこの鳴き声をまねる鳥が多くて困ります。

うちの近所でも聞こえていたのですが、

それは外来種のガビチョウという鳥だったようです。

皆様も偽の鶯に騙されませんように。

 

【梅花】

梅の開花の時期ですね。

梅の花びらは先が丸く、

桃の花びらは先がとがっている。

桜の花びらは先が割れている。

こんな見分け方もあります。

 

【February】

ローマ神話の神、フェブルウスの名に由来する。

毎年二月にフェブルウスを主神とする慰霊祭が行われていたことから。

 

【季節の言葉】

寒明(かんあけ)

立春で三十日間の寒が明けること。

まだまだ寒い日はありますが、

暦の上では寒をのり越えました。

みなさんよく辛抱しました。

おめでとうございますといいたくなります。

 

【京都の行事】

甘酒祭り  梅宮大社  11日

古来「産宮」と呼ばれ、農業、産業、子宝の御利益で知られる梅宮大社では、

早咲き梅に合わせて甘酒が無料接待される甘酒祭が行われる。

神前に供えて酒造業の繁栄と氏子の無事を祈願する。

 

【季節の漢詩

梅花  王安石

牆角(しょうかく) 数枝の梅

寒を凌ぎて独自に開く

遥かに知る 是れ雪ならざるを

暗香の有りて来るが為なり

 

土塀のすみの梅木の数本の枝が

寒さをものともせず、自分一人だけ花を咲かせた。

遠くからでも、それが雪でないと分かる。

どこからともなく、ゆかしい香りが漂ってくるからだ。